【2026年度版】中学受験6年間の費用シミュレーション|SAPIX+フォトン併用の実額と一次情報まとめ

中学受験6年間の費用シミュレーションSAPIX+フォトン併用 親のサポート・受験体験記

「中学受験はお金がかかる」――そう聞いてはいたけれど、入塾の説明会で渡された費用表に目を落とし、思わず電卓を叩き直したのが入塾初年度の親のホンネです。

塾代だけで年間100万円を超えるのは特別な話ではなく、入学準備費まで含めると6年間で軽く500万円を超えてきます。

このブログは、「中受伴走1周目」の保護者が試行錯誤する記録です。今回は、SAPIX 2026年度公式料金、フォトン算数クラブ公式月謝、そして文部科学省「子供の学習費調査」を一次情報として参照しながら、我が家のSAPIX+フォトン併用ケースで6年間の総費用を整理しました。正解の発信ではなく、同じ立場の親の家計記録としてお読みください。

  1. 中学受験の費用は「塾代だけ」ではない
    1. 費用が発生する主なカテゴリ
  2. 文部科学省データで見る「中学受験家庭」のリアル
  3. 【SAPIX 2026年度】学年別の年間費用(公式公開データ)
    1. 月謝(首都圏・税込・2026年度)
    2. 季節講習費(学年別・税込)
    3. 6年生の特別講座(税込)
    4. 学年別年間総額(試算ベース)
  4. 【フォトン算数クラブ】学年別の年間費用(公式公開データ)
    1. 入塾金・月謝(税込)
    2. 季節講習費(税込)
    3. 学年別年間総額(試算)
  5. 【併用前提】SAPIX+フォトン算数クラブの月額・年額
  6. 受験料・入学準備費もシミュレーションに入れる
    1. 受験料(1校あたり2〜3万円)
    2. 入学準備費(首都圏私立中の場合)
  7. 6年間総額シミュレーション(我が家のケース)
    1. 「最低・標準・最大」3パターンの目安
  8. 我が家の捻出方法と工夫
  9. 塾代を「補完」する家庭学習サービス(参考)
    1. 📚 動画授業で「塾の予習・復習を補完」
    2. 🎮 低学年期の「塾の代わり」になる選択肢
    3. 🎧 通塾の移動時間を「学習時間」に変える
  10. 高校受験ルートとの「総額比較」も知っておく
  11. 中受1周目の自問Q&A
    1. Q1. SAPIXの月謝は分割払いできるか?
    2. Q2. 兄弟割引はあるか?
    3. Q3. 途中で塾をやめた場合、返金はあるか?
    4. Q4. 寄付金は本当に「任意」か?
    5. Q5. 中学受験の費用は控除や補助の対象になるか?
    6. Q6. 大手塾と専門塾、併用すべきか?
  12. まとめ

中学受験の費用は「塾代だけ」ではない

中学受験にかかる費用を考えるとき、最初に意識するのは「塾の月謝」です。けれども実際にお金が動き始めると、月謝以外の出費がじわじわと家計を圧迫してくることに気づきます。

我が家の場合、塾の月謝以外に「教材費」「テスト代」「季節講習」「特別講座」「模試代」「交通費」「お弁当代」「受験料」「入学金」「親待機中のカフェ代」と、項目は10個を軽く超えました。

【親のホンネ】

月謝の金額だけ見て「なんとかなる」と思っていた自分を反省。実際は月謝の1.5〜2倍が「想定外の出費」として乗ってきます。

費用が発生する主なカテゴリ

  • 基本月謝:塾の通常授業料(学年が上がるごとに加算)
  • 入室金(初回のみ):SAPIXは33,000円、フォトンは22,000円
  • 教材費:年度初めの一括購入+追加プリント代
  • テスト・模試代:マンスリー、組分け、サピックスオープン、志望校判定模試など
  • 季節講習:春期・夏期・冬期講習+GS特訓・SS特訓・正月特訓
  • 併用塾の費用:算数専門塾など複数通塾の追加費用
  • 外部模試:合不合判定(四谷大塚)、首都圏模試などの公開模試
  • 受験料:1校あたり2〜3万円×受験校数
  • 入学準備費:入学金、制服、教材、寄付金、PTA入会金、施設設備費など
  • 待機中のカフェ代:地味にチリツモ

文部科学省データで見る「中学受験家庭」のリアル

具体的な数字に入る前に、まず公的データで全体像を確認しておきます。

文部科学省「令和5年度 子供の学習費調査」(2024年12月25日公表)によると、子ども1人あたりの学習費総額(年額)は次のとおりです。

区分学習費総額(年額)
公立小学校33万6,265円
私立小学校182万8,112円
公立中学校54万2,475円
私立中学校156万359円

出典:文部科学省「令和5年度 子供の学習費調査」結果の概要

この「学習費総額」には、授業料以外に学校外教育費(塾・通信教育・家庭教師など)も含まれます。中学受験を目指す家庭は、公立小学校に通いながらも学校外教育費が大きく膨らむため、平均値より明確に上振れする層です。

我が家の数字を実際に積み上げてみると、平均値の何倍に上がるのかが見えてきます。

【SAPIX 2026年度】学年別の年間費用(公式公開データ)

我が家が通っているSAPIX小学部(首都圏)の2026年度公式料金をベースに、学年別の年間費用を整理しました。

出典:SAPIX小学部 公式「通塾回数・授業料」、サピログ「SAPIXの年間費用は?全学年の試算結果リスト【2026最新版】」

月謝(首都圏・税込・2026年度)

学年月額年間(11ヶ月換算)
1年生22,000円約198,000円(9ヶ月)
2年生23,100円約254,100円
3年生25,300円約278,300円
4年生45,650円約502,150円
5年生57,750円約635,250円
6年生66,000円約726,000円

季節講習費(学年別・税込)

学年春期夏期冬期
3年生約56,000円約29,000円
4年生約25,000円約90,200円約40,000円
5年生約27,000円約114,400円約42,000円
6年生約39,050円約210,100円約61,000円

6年生の特別講座(税込)

講座費用目安
GS特訓約42,900円
夏期集中志望校錬成特訓約66,000円
難関校SS特訓約274,450円
正月特訓約61,000円
志望校判定模試(2回)約24,200円
学校別模試(3回)約54,450円

学年別年間総額(試算ベース)

学年年間総額目安
1年生約24万円
2年生約28万円
3年生約37万円
4年生約66万円
5年生約83万円
6年生約151万円

3年通塾(4〜6年)でSAPIX単独でも約300万円、ベテラン家庭の実績では年により約350〜400万円まで膨らむことが知られています(卒塾報告ベース)。

【親のホンネ】

5年生の今でも月謝が約8.3万円で正直キツいのに、6年生になるとSS特訓27万円・正月特訓6万円など「単発で数万〜数十万円」の請求が連発するそうで、今のうちから別枠で積み立てておかないと回らないと感じています。

【フォトン算数クラブ】学年別の年間費用(公式公開データ)

算数専門塾フォトン算数クラブの公式「お月謝」ページに掲載されている料金です。

出典:フォトン算数クラブ 公式「お月謝」ページ

入塾金・月謝(税込)

区分金額内容
入塾金22,000円入塾時のみ
2年(飛び級シータ)27,200円/月2時間
3年(飛び級)42,900円/月3.5時間
4年(通常)38,500円/月3時間
5年(通常)34,000円/月2.5時間
6年(通常)34,000円/月2.5時間

季節講習費(税込)

学年春・冬期夏期
2年17,000円(2.5h×2回)51,000円(2.5h×6回)
3年28,800円(3h×3回)77,000円(3h×8回)
4・5年25,500円(2.5h×3回)68,000円(2.5h×8回)

※ 8月は夏期講習期間のため通常月謝なし。6年生は季節講習なし(通常授業に集約)。

学年別年間総額(試算)

学年月謝×11ヶ月講習費年間総額目安
2年約30万円約9万円約39万円
3年約47万円約13万円約60万円
4年約42万円約12万円約54万円
5年約37万円約12万円約49万円
6年約37万円0円約37万円

5年間(2〜6年)の総額は約240万円前後になります。

【親のホンネ】

「算数だけだから安いだろう」と思っていたら、3年生で年間60万円超え。専門塾は専門塾なりの金額がかかります。

【併用前提】SAPIX+フォトン算数クラブの月額・年額

我が家のように2塾を併用する場合、単純に2つの費用を足し算した金額が必要になります。

学年SAPIX年額フォトン年額合計年額月額換算
3年約37万円約60万円約97万円約8.0万円
4年約66万円約54万円約120万円約10.0万円
5年約83万円約49万円約132万円約11.0万円
6年約151万円約37万円約188万円約15.6万円

6年生の月額換算が約15.6万円というのは、住宅ローンや家賃に匹敵する水準です。家計の中で「教育費という固定費」がここまで膨らむとは、入塾前には想像していませんでした。

※ 上記はベース月謝+季節講習+特別講座のみ。教材費追加・外部模試・交通費・お弁当代を含めると、実額はさらに月1〜2万円ほど上がります。

受験料・入学準備費もシミュレーションに入れる

塾の費用だけで終わらないのが中学受験です。最後の半年〜入学までの「ラストスパート費用」も、ある程度見込んでおく必要があります。

出典:首都圏私立中学校 募集要項複数、市進中学受験情報ナビ「学費一覧 私立中」、コエテコ byGMO「私立の中高一貫校の学費は?」

受験料(1校あたり2〜3万円)

  • 平均受験校数:5〜7校
  • 受験料合計:約12〜20万円

入学準備費(首都圏私立中の場合)

項目相場
入学金約25〜35万円
制服・体操服・上履き等約10〜20万円
教科書・教材一式約5〜10万円
寄付金(任意・実質目安)約10〜30万円
施設設備費(初年度)約10〜20万円
入学準備費合計約60〜115万円

寄付金は「任意」ですが、東京・神奈川では1口10万円・2口以上が実質ラインの学校もあります(市進・中受ナビ調べ)。

【親のホンネ】

「合格してほっとしたあと、入学手続きで100万円近く動く」という事実は、5年生の今のうちに知れて本当に良かった。直前の3〜4月に慌てないよう、入学準備費は塾代と別枠で確保し始めています。

6年間総額シミュレーション(我が家のケース)

ここまでの数字を6年間トータルで積み上げると、次のようになります。

項目金額目安
SAPIX 3〜6年合計約337万円
フォトン 2〜6年合計約239万円
受験料(5〜7校)約15万円
入学準備費約75万円
模試・補助教材・外注等約20万円
6年間総額約686万円前後

これは「我が家のケース」であり、塾を1つに絞れば約240〜350万円ほど下がりますし、寄付金や習い事との兼ね合いでさらに上下します。

「最低・標準・最大」3パターンの目安

パターン想定6年間総額目安
最低大手塾1つに絞る/寄付金最小/公立進学含む約350〜400万円
標準SAPIX等大手1塾+一部講座/私立中進学/寄付金10万円約500〜600万円
最大SAPIX+専門塾併用/私立難関中進学/寄付金30万円+施設設備費約700万円〜

「中学受験は500万〜700万円かかる」という相場感は、中受伴走1周目の家庭にとって決して大げさな数字ではありません。

我が家の捻出方法と工夫

最後に、これだけの費用をどう捻出しているかについて、率直に書き残します。

  • 児童手当はすべて教育費口座に積立:3年生までの分を中学受験の頭金に充てた
  • 学資保険は中学受験用ではなく高校〜大学進学用:中受費用とは分けて考えた
  • 季節講習は「申込時」に家計から現金で確保:カード分割は使わない方針
  • パパ・ママの「自分への支出」を削る:服・外食・サブスクを見直し
  • 支払いは「単発講習はカード/月謝は口座振替」と分ける:ポイント還元と家計管理の両立

「中学受験を始めるかどうか」を判断するときに、月謝表だけでなく6年間総額のシミュレーションを一度作っておくと、家族で話し合う材料になります。我が家は入塾前にこの計算をしておけばよかった、というのが正直な反省です。

塾代を「補完」する家庭学習サービス(参考)

塾代を抑えるというより、「塾でフォローしきれない単元を家庭学習でカバーする」ことで、追加の家庭教師費用・個別指導費用を発生させずに済むという考え方です。我が家でも併用しているサービスを参考として紹介します。

📚 動画授業で「塾の予習・復習を補完」

子どもが塾の授業で理解しきれなかった単元を、動画でもう一度解説してもらえるのが大きい。我が家では算数の苦手単元の前日に、スタディサプリ小学講座の該当動画を15分視聴する運用です。

🎮 低学年期の「塾の代わり」になる選択肢

塾通いがまだ早い年中〜小4には、思考力アプリで土台を作っておく手もあります。我が家もSAPIX入塾前はワンダーボックスで「考える楽しさ」を育てました。

🎧 通塾の移動時間を「学習時間」に変える

通塾の電車内・寝る前など、机に向かわない時間を読書時間に変えることで、塾の宿題時間を圧迫せず読解力の土台を作れます。月額1,500円で12万作品聴き放題なので、書籍購入を毎月続けるより総額が安く済むケースも。

※どれも「塾+追加2,000〜4,000円」で済む範囲なので、家庭教師(月3〜5万円)に頼る前に検討する価値はあると感じています。各サービスの詳細は「中受家庭おすすめアプリ10選」記事(6/24 10:00公開予定/公開後にリンク追加します)でも整理する予定です。

高校受験ルートとの「総額比較」も知っておく

中学受験を迷う家庭が必ず比較するのが、「そのまま公立中→高校受験ルート」との費用差です。文部科学省データをもとに整理します。

ルート6年間(小4〜中3)の塾代+学校外教育費
中学受験ルート約400〜700万円(小4〜小6に集中)
高校受験ルート約200〜400万円(中1〜中3に集中)

出典:文部科学省「令和5年度 子供の学習費調査」より、公立中学校の学校外活動費平均と中学受験塾費用を比較

中学受験ルートは「小学校時代に集中投下」、高校受験ルートは「中学校時代に集中投下」という違いです。中受は早期投下のぶん、子どもの体力や家計の柔軟性で乗り切れるかが論点になります。

中受1周目の自問Q&A

ここから先は、私自身が中受1周目で事前に知りたかった疑問・書きながら自問したポイントを整理しました。

Q1. SAPIXの月謝は分割払いできるか?

A. SAPIXは原則として口座振替の月払いです。クレジットカードの分割払いには対応していません(2026年4月時点)。一部の季節講習は別払いで現金・銀行振込が指定されます。

Q2. 兄弟割引はあるか?

A. SAPIXには「兄弟割引」の制度はありません。フォトン算数クラブも公式ページ上では兄弟割引の明記なし。複数のお子さまがいる中受の家庭は、その分の総額を1人ずつ積み上げる必要があります。

Q3. 途中で塾をやめた場合、返金はあるか?

A. SAPIXは月謝の途中返金は原則なし。季節講習費は開始前のキャンセルなら返金対応がある場合があります(規約は最新の案内書をご確認ください)。

Q4. 寄付金は本当に「任意」か?

A. 制度上は任意です。ただし首都圏の中堅〜難関私立では「1口10万円から」「2口以上の協力をお願いします」と募集要項に明記される学校が多く、入学者の8割前後が応じる学校もあります(学校別に大きく異なる)。

Q5. 中学受験の費用は控除や補助の対象になるか?

A. 塾代は所得控除の対象になりません。教育資金として贈与を受ける場合は「教育資金一括贈与の非課税措置」が利用可能(2025年度時点で延長中)。私立中の入学金・授業料は世帯年収910万円未満なら就学支援金、東京都は高校等就学支援金+都独自制度の対象になりますが、中学校段階は支援が薄いのが現状です。

Q6. 大手塾と専門塾、併用すべきか?

A. 我が家はSAPIX+フォトン算数クラブで併用していますが、コストは1.5〜2倍になります。算数が得意で武器にしたい家庭には専門塾併用が有効。一方で「総合バランス重視」「家計負担を抑えたい」家庭は1塾集中の方が合理的です。

まとめ

この記事のポイント

  • 中学受験の費用は「月謝+季節講習+特別講座+テスト代+受験料+入学準備費」の総額で見る
  • SAPIX 2026年度実額は4年66万・5年83万・6年151万円。3年通塾で約300万円
  • フォトン算数クラブは2〜6年で約240万円、SAPIX併用なら6年間総額が約700万円に達する
  • 6年生の月額は約15万円となり、家賃・住宅ローン並みの「固定費」になる
  • 中学受験ルートは小4〜小6に費用が集中、入塾前に「6年間総額シミュレーション」を必ず作る

次の記事では、フォトン算数クラブの入塾テストについて、出題傾向と対策を詳しくまとめます。

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【親のホンネ】

ここまで読んでくださってありがとうございます。お金の話はなかなか書きにくいテーマでしたが、入塾を検討している方の判断材料になれば嬉しいです。更新は週2回、水曜と土曜の予定です。

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