模試やテストが返ってきたとき、まず偏差値や点数に目がいって、一喜一憂してしまう——そんな経験はありませんか。
我が家もそうでした。良ければホッとし、悪ければ落ち込む。でも、点数を眺めて終わりにしていた時期は、子どもの成績はなかなか伸びませんでした。
中受伴走1周目の親として見てきて感じるのは、テストは「受けて終わり」ではなく「直して伸ばす」ものだということです。点数そのものより、「どこを、なぜ間違えたのか」を一緒に整理して、次の一手につなげることが、いちばんの親のサポートになります。
この記事では、テストを受けっぱなしにしないための考え方、結果が返ってきたら親がまずすること、間違いを4つのタイプに分ける効果的なテスト直しの手順、そして苦手が見つかったときの家庭での補強までを、一周目の親の目線で整理しました。完璧な直しより「続けられる仕組み」を優先する、というのが結論です。
※本記事は一部にアフィリエイト広告(PR)を含みます。実際に我が家で使った・調べたものを、中立的な目線でご紹介しています。

模試・テストは「受けっぱなし」が一番もったいない
テストの結果が返ってくると、つい点数や偏差値に一喜一憂してしまいます。でも、点数は「今の立ち位置」を教えてくれるだけで、それ自体が成績を上げてくれるわけではありません。
もったいないのは、結果を見て感情が動くだけで、中身を見直さずに次のテストへ進んでしまうことです。テストは、いわば「どこが弱点かを教えてくれる宝の地図」。その地図を使わずにしまい込むのは、いちばんもったいない使い方です。
そして、見直しのなかでも特に効くのが「解き直し」です。思い出して、もう一度自力で解くという行為そのものが、記憶の定着を促すことは研究でも示されています(岩手大学「憶えたければ思い出せ!:想起の学習促進効果」)。同じ時間をかけるなら、ただ解説を読み返すより、もう一度自分で解いてみるほうが、あとあとの定着がよいとされています。
つまり、テスト直しは「やったほうがいい」ではなく、「やらないと一番おいしいところを逃す」ものなのだと、我が家は考えるようになりました。

結果が返ってきたら、まず親がすること
とはいえ、返ってきた答案をいきなり子どもと一緒に直そうとすると、たいてい空気が悪くなります。親がまずすべきは、解き直しの前の「下ごしらえ」だと感じています。
我が家が意識しているのは次の3つです。
- 点数より「分析」に目を向ける:「何点だった?」より、「どの問題で崩れた?」を一緒に見る
- 感情的にならない:できなかった問題を責めると、子どもは答案を隠すようになる
- 全部を直そうとしない:一度に完璧を目指さず、優先順位の高いものから
特に2つ目は大事です。テスト直しを「叱られる時間」にしてしまうと、子どもはテストそのものを嫌いになります。我が家も、つい口調が強くなって失敗したことがありました。
【親のホンネ】
最初は私が厳しい顔でテスト直しに向き合ってしまい、子どもがこちらの顔色をうかがうようになってしまいました。点数に反応するのをやめて、『どこでつまずいた?』と聞くようにしたら、自分から間違いを話してくれるようになりました

効果的なテスト直しの手順
下ごしらえができたら、いよいよ解き直しです。我が家がたどり着いたのは、「間違いを分類してから、優先順位をつける」という手順でした。
まず、間違いを4つのタイプに分ける
同じ「×」でも、原因はさまざまです。原因によって、打つべき手はまったく変わります。まずは間違いを次の4タイプに仕分けします。
| 間違いのタイプ | 中身 | 次の一手 |
|---|---|---|
| ケアレスミス | わかっていたのに、計算間違い・写し間違い・読み違い | 途中式を書く・見直しの習慣をつける |
| 理解不足 | 解き方そのものがわかっていない | 解説を読む・基礎に戻る・人に聞く |
| 時間切れ | 解けたはずだが、時間が足りなかった | 時間配分・解く順番を練習する |
| 手つかず | まだ習っていない・範囲外で手が出ない | 今は深追いしない(優先度は低め) |
この仕分けをするだけで、「全部できていない」という漠然とした不安が、「やることはこれとこれ」という具体的な行動に変わります。
次に、優先順位をつける
4タイプのうち、いちばん伸びしろが大きいのは「理解不足」と「ケアレスミス」だと感じています。理解不足は放っておくと次の単元に響きますし、ケアレスミスは習慣で減らせるからです。一方、「手つかず(未習)」は今あわてて埋める必要はありません。
すべてを一度に直そうとせず、「まずは理解不足の1〜2問だけ」と絞るほうが、子どもも続けられました。
解き直しのタイミングは、間隔をあけて
我が家は、テストが返ってきた当日か翌日に1回、そして週末にもう1回、同じ問題を解き直すようにしています。少し忘れかけたころにもう一度思い出すと、定着しやすいように感じます。完璧に覚えるより、「間をあけて、もう一度自力で」がコツです。

苦手が見つかったら、家庭でどう補強するか
テスト直しをしていると、「この単元がまるごと弱い」という苦手が見えてくることがあります。そこは、テスト直しだけでは埋めきれません。基礎に戻っての補強が必要です。
文部科学省も、一人ひとりの理解度や進み方に応じて指導を変える「指導の個別化」を重視しています(文部科学省「『個別最適な学び』と『協働的な学び』の一体的な充実について」)。苦手な単元こそ、その子のつまずきに合わせて、ピンポイントで補うのが効きます。
家庭でできるのは、まず基礎のテキストや薄い問題集に戻ること。それでも親が教えにくい単元は、無理に抱え込まなくて大丈夫です。苦手な単元だけを映像授業でさかのぼって学び直したり、タブレット教材でつまずきに合わせて演習したりと、教材の力を借りる手もあります。我が家も、親が説明しにくい範囲は、こうしたツールに助けてもらいました。
4教科をまんべんなく、低コストで補いたいときは、映像授業の定番・スタディサプリ小学講座も選択肢です。我が家も苦手分野の補強に使いました。
「毎日の計算」を子どもが自分から続けにくいときは、レベルに合わせて出題し、つまずきを補ってくれるタブレット教材も助けになります。我が家も、家庭だけで支えきれない部分は教材の力を借りました。
【親のホンネ】
『なんでわからないの』と言いそうになる単元は、もう私が教えるのをやめました。映像で短く解説してもらうほうが、子どもも素直に聞けるようで、親子げんかも減りました
まとめ
模試・テストの復習法を振り返ります。
- テストは「受けて終わり」ではなく「直して伸ばす」もの。点数より「どこをなぜ間違えたか」が宝
- 解き直し(思い出して解くこと)は記憶定着に効く。読み返すより自力で解き直すほうがよい
- 結果が返ったら、親はまず点数でなく分析・感情的にならない・全部直そうとしない
- 間違いは4タイプ(ケアレス/理解不足/時間切れ/手つかず)に分けて優先順位を。伸びしろは理解不足とケアレス
- 解き直しは間隔をあけて2回ほど。苦手な単元は基礎に戻り、映像授業・教材の力も借りる
テストの種類や受け方そのものは別記事に、算数のケアレスミス対策や、苦手科目を個別にフォローする方法も、それぞれの記事に整理しています。テスト直しと組み合わせると、結果がぐっと次に生きてきます。
中受1周目の自問Q&A
ここからは、私自身がテスト直しをするなかで自問したポイントを整理しました。
Q1. テスト直しは、全問やるべきか?
我が家は、全問は目指していません。優先度の高い「理解不足」と「ケアレスミス」から絞って直すほうが、子どもも続けられました。未習や難問は、今は深追いしない判断もまた正解だと思います。大事なのは、完璧さより続けられることだと感じています。
Q2. いつ解き直すのが効果的か?
少し忘れかけたころに、もう一度思い出すのがよいように感じています。我が家は、返却の当日か翌日に1回、週末にもう1回。間をあけて自力で解き直すと、定着しやすい印象でした。一度で完璧に覚えようとしないのがコツだと思います。
Q3. 点数が悪かったとき、親はどう声をかけるべきか?
点数そのものには、なるべく反応しないようにしています。「何点だった」より「どこでつまずいた?」と中身を一緒に見るほうが、子どもも前を向けるようでした。できなかった問題を強く責めてしまうと、子どもはテスト直しそのものを避けたくなってしまうので、そこは我が家もぐっとこらえています。
Q4. 親が教えられない単元は、どうすればいいか?
無理に抱え込まなくて大丈夫だと思います。我が家も、説明しにくい単元は映像授業やタブレット教材に頼りました。短く解説してもらうほうが、子どもも素直に聞けることが多く、親子げんかも減りました。親の仕事は「教える」ことより「続く仕組みを整える」ことだと感じています。
Q5. 解き直しを子どもが嫌がるときは?
量を欲張りすぎているサインかもしれません。我が家は「1問だけ」「5分だけ」と小さく区切って、できたら一緒に喜ぶようにしました。テスト直しを「叱られる時間」ではなく「次に勝つための作戦タイム」と捉え直せると、子どもの表情も少し変わってきます。
【親のホンネ】
テストの結果に一喜一憂していたころは、息子も私自身も疲れていました。点数ではなく『次の一手』に目を向けるようにしたら、親子で前向きに直せるようになりました。我が家もまだ1周目の途中ですが、テストは敵ではなく地図だと思えると、ずいぶん気が楽になります。最後までお読みいただき、ありがとうございました

